●デリバリーの技術で「説得力」が変わる
こんにちは、言語戦略研究所の齋藤匡章です。
今月26、27日のプレゼンテーション講座(リモートで受講いただきます)のために、「予告編」を時々このブログでお届けします。
事前レッスンみたいですね。
今年はフェルマータ2階ではなく、各自ご自宅で、オンラインでのレッスンです。
画面を見ながらしっかり勉強でき、技術を身につけられるように、今からリハーサル的に始めておくのもいいでしょう。
今回、デリバリー(プレゼンテーションにおける本番での話し方)の技術によって、あなたの何を伸ばそうとしているかというと、「説得力」です。
「自分の話には説得力が足りないかも」と感じたことのあるあなたにとって、今回のプレゼンテーション講座は一日遅れのクリスマスプレゼントになるでしょう。
プレゼンテーションの目的は相手を動かすこと、行動を起こしてもらうこと。
したがって、人に行動を起こさせるだけの力が必要です。
その力が、「説得力」。
この力が弱いと、いくらメリットを熱く語っても、人は動きません。
「ロバを水辺に連れていくことはできるが、無理やり水を飲ませることはできない」という、学習やモチベーションなどの文脈で頻繁に取り上げられる諺があります。フランスの諺だそうです。
たとえばあなたがロバを……と続けようとしましたが、ロバではたぶんピンとこないでしょうから、「椅子に座っている人」にしましょうか。
座っている人を立ち上がらせるには、どうすればいいでしょうか。
シンプルに「さあ立って」と命じるか。
抱きかかえて強引に立たせるか。
「お願いですから、私を助けると思って、立っていただけないでしょうか」と懇願するか。
「家に帰れば80歳になるおふくろが長患いで……」と泣き落としにかかるか。
どれも無理がかかったり繰り返し使えなかったりで、上手ではありません。
何回でも繰り返せて、しかもあなたの信頼も高まるのは、強制力や泣き落としではなく、「説得力」です。
説得力を高めることができれば、相手は「気づけば立っている」ようになります。
今までに、「何かを売ろうとしても売れなかった」「話を聞いてはくれたが契約してくれなかった」「上司への提案がことごとく却下された」「そのうえ叱られた」といった悔しい経験をしたことがあるなら、今回のプレゼンテーション講座では「説得力を高める」というキーワードを覚えておいてください。
説得力ですよ。
多くのケースで、説得力を高めようとしているつもりで、逆効果の行動をしています。
たとえば、提示するデータ量を増やしても、相手が「データが足りない」と思っていなかったら、何も効果はありません。かえってうるさがられるだけです。
たとえば値引きは、泣き落としと同じです。
いずれも「説得力を高める」になっていないから、無効です。
さて、どうしたらあなたの説得力は高まるでしょうか。
まずは、「あなたの何が説得力を低めているか」から見ていきましょう。
【プレゼンテーション講座】(2日間)
日時:2020年12月26、27日 両日とも16:00~19:00
場所:ご自宅でZoomによるオンライン受講
料金:2日間コース10,000円(税込)
講師:齋藤匡章(言語戦略研究所)
内容:説得力が高まるデリバリーの技術。プレゼンテーションの基礎から習える、トレーニングもできる、実践的なプレゼンテーション講座です。
※お申込みは https://voice-ac.com/presentation/ からどうぞ
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事前レッスンありがとうございます。当日に向けてますます楽しみになりました。
「逆効果の行動」、心当たりがたくさんありそうです。