●ヨタカの願いが叶って、ヨカタなあ
昨夜の古楽サロン音楽会で朗読を担当した齋藤です。
素敵なひとときをありがとうございました。
古楽サロン音楽会は年に一回なので、この日だけお会いできる方もいて、毎年欠かさずに来てくださる方も多く、この日を楽しみにしています。
おもしろかったのは、宮沢賢治作『よだかの星』の解釈がみなさん深まったらしいこと。
音楽会が終わってからご参加のみなさんからいただいたメールから、『よだかの星』について書いてくださった部分を一部引用してご紹介しますと、
「よだかは決してあきらめないんですね。死んじゃった話ではなく、ちゃんと星になって願いを叶えているんですね」
「昔読んだときは悲しいだけの話と思ったのですが、今日の朗読を聞いたら、よだかの気高さすら感じました」
「弱気なよだかが、後半になると高いステージに上がる、高い精神性が伝わってきます」
「気がつくと、すっかりよだかになりきって、空を飛んだり、景色を見たり、スピードを感じたりしていました。(中略)最後は達成感すら感じていました」
「ヨタカが星になれてヨカタ」
私もまったく同じように、どこか『かもめのジョナサン』と似たものを感じながら朗読しました。
それにしても、最後のダジャレ……ヨカタ、ヨカタ。
一年後にまたお会いしましょう。
【第10回古楽サロン音楽会】
日時:2019年11月3日(日)17:30開場、18:00開演(~19:30)
会場:英国紅茶サロン メイフェア(新潟市中央区寄居町)
料金:4,320円(お食事付き。中学生以下は半額)
出演:古楽器「エムシュのとびら」(チェンバロ)とテノール齋藤
https://mf07.com/early_music.html
※ご予約はメイフェアまでお電話(025-211-7007)で
* * *
英国紅茶サロン メイフェア
新潟県新潟市中央区寄居町343-38(古町エリアのカフェ)
(地図はメニュー「アクセス」から)
https://salon-mayfair.net/
Tel 025-211-7007
悲しいだけのお話だと思っていましたが、こんなに素敵なお話だったのですね。
一年後の次回も楽しみにしています。
よだか、よくがんばっただか!
今日のパンは「さつまいもとチーズのパン」です。
まだ余韻に浸っています。
本当にいい時間でした。