●背骨を使って胴体を動かす方法
こんにちは、ことば学講座を担当している齋藤匡章です。
今日の言葉は「胴体を使う」。
あなたはいつも、胴体を使って動いていますか?
今日は胴体の大切さについてお話しします。
子どもの頃、合気道の道場に通い始めて最初に習ったのは、受け身でした。
中学生の時に柔道部に入ったときも、やっぱり受け身から教わりました。
なぜか。
脳と内臓をダメージから守るためです。
畳や床にバーンと投げつけられたときに、脳と内臓にダメージを負わない技術が、受け身です。
受け身には何度か、危ないところを助けられました。自転車で転んだり車にぶつかったりしたときは、受け身を知らなかったらアウトだったなと、心底ホッとしました。
思えば、子どもの頃に学んだり身につけたりしたことに、今の自分は生かされているんだなとつくづく感じます。
合気道に通い、バイオリンを習い、絵画教室で絵を習い、ボーイスカウトで活動した経験が、今の自分にすべて役立っているのだから、通わせてくれた両親には本当に感謝しています。
そんな中でも文字どおり体を守ってくれたのが、受け身。
柔道の受け身は、わかりやすいですね。経験のある方はご存じのように、腕や足を自分から畳に叩きつけて、衝撃を殺します。
つまり、手足を捨てて、頭と胴体を守るわけです。
手足だってケガをしたら痛いけれど、脳や内臓に比べれば、なんとかなる。
見方を変えれば、私たちの腕や脚は、脳や内臓を生かして運ぶためにある、とも言えますね。
身体のメインは手足ではなく、頭を含む中心部分。
最近、この中心部分が動かなくなっている人が増えているそうです。
本来、私たちの胴体は、魚が向きを変えるときのように柔軟で力強く動くはずなのに、固まった箱のようになっている。
そのせいで、中の内臓まで動きが鈍くなっていく。
次回のオンラインことば学講座では、背骨をしっかり使って胴体をちゃんと動かすトレーニングをします。
固まってしまった胴体をちゃんと動かせたとき、「こんなに気持ちよく動けるのか」ときっと驚きますよ。
10月9日(土)です。まだ申し込んでいない方は、こちらのページからどうぞ。
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胴体をちゃんと動かせるようになるトレーニング、楽しみです。
内臓の動きまで改善して、ますます健康になりそうですね。
「固まった箱」になっているかもしれません。動くかなあ。