●英国式スコーンの食べ方
メイフェアにいらしたら、スコーンを召し上がる機会が多いでしょう。
アフタヌーンティーにしても、クリームティーにしても、スコーンは欠かせない存在です。
スコーンは、
・クロテッドクリーム
・ジャム
・紅茶
この3者と合わせたときに、完成します。
①熱々のスコーンをパカッと割る
熱々の焼きたて、または温めたてのスコーンを、横半分に割ります。
イイ感じに焼けたスコーンは、よく膨らんで、「狼の口」に喩えられる割れ目がパックリとできています。
そこを割るのがコツです。
②クロテッドクリームを厚めにのせる
スコーンと紅茶のティータイムが「クリームティー」と呼ばれるのは、クロテッドクリームがたっぷりあるから。
遠慮せずにたっぷりのせると、おいしくなります。
スコーンの本場でも、「スコーンを食べるときはカロリーは気にしない」なんて言われるくらい、クロテッドクリームをうっすら塗るくらいではもったいない。
かたまりでボンとのせるくらいに、大胆にいきましょう。
③ジャムをのせる
クロテッドクリームがスコーンの熱でじゅわっと溶けかけたところに、好きなジャムをのせます。
今回は定番の苺ジャムです。
※クロテッドクリームとジャムが逆のコーンウォール式
スコーンの食べ方にも地域差があって、特に「クロテッドクリームとジャムの順序」で2つのスタイルに分かれています。
上でご紹介した、クロテッドクリームを先にのせ、ジャムを後からのせるのは、デヴォン・スタイル。クロテッドクリームがスコーンの熱でジュワーッととろけるのが最高ですね。
それに対して、ジャムを先にのせて、スコーンの熱にクロテッドクリームが当たらないようにするのが、コーンウォール・スタイルです。
時間が経ってもダラダラと溶けることなく、食べやすい状態が長持ちするので、立食パーティーなどに適しています。
上手に使い分けましょう。
ああ、どちらも魅力的……
④紅茶ですかさず追いかける
さて、ここからが「スコーンの食べ方」の最重要段階です。
クロテッドクリームとジャムがのって、準備が整ったスコーンを手に持ったら、ガブリとかぶりついて、すかさず紅茶を口に含みます。
「スコーンを食べ終えてから紅茶」ではなく、「スコーンと同時に紅茶」です。
口の中にスコーンと紅茶が同時に存在する時間を確保することこそ、「スコーンのおいしい食べ方」の最大のコツです。
紅茶の熱でクロテッドクリームがさらに溶け、紅茶の水分で「スコーン、クロテッドクリーム、ジャム、紅茶」という4つの要素が溶けあい、最高のハーモニーが生まれます。
「スコーンはパサパサするから好きじゃない」「固くて食べづらい」という方は、たぶんスコーン自体のせいではなくて、「紅茶で後追い」をしていないだけだと思います。
スコーンは単独ではまだ未完成で、紅茶と同時に口に入れて、初めて完成する食べ物です。
スコーンをガブリ、紅茶で追いかける、ハーモニーを堪能する。
またスコーンをガブリ、紅茶で……この繰り返しで、大きめのスコーンでも4~5口であっという間になくなってしまうでしょう。
「ああ、もっとじっくり食べたかったのに」と後悔するくらいパクパク食べるのが、スコーンの醍醐味です。
●スコーンキャンペーンならご自宅でも
今メイフェアでは、例によってスコーンキャンペーンを実施中です。
ご自宅でもスコーンをたっぷり楽しみましょう。
* * *
英国紅茶サロン メイフェア
新潟県新潟市中央区寄居町343-38(古町エリアのカフェ)
(地図はメニュー「アクセス」から)
イベントカレンダーはこちら
Tel 025-211-7007
なんとも魅力的……
スコーンを持つ手がウキウキして見える♪
クロテッドとジャムてんこ盛り、イイですね~。
スコーンを食べたくなります。
あ~美味しそう!我慢できません!
たった今この食べ方しました。正しい食べ方でこんなにも美味しくなるのですね!
アフタヌーンティーに来たのでスコーンの食べ方で検索して、参考になりました!
スコーン愛の伝わる内容でほっこりしました♪
焼いてあるスコーンを毎回テイクアウトしています。まず、香りをエンジョイしたあと、この説明の食べ方にしています。地元の富山にはスコーンのお店がないので、新潟にメイフェアがあって助かります。
今度アフタヌーンティ付きの宿泊を予約しているので、とても楽しみが増しました!
知らずに食べちゃうとこだったので嬉しいデス😃
役立ちます!感謝。
友人から、手作りのスコーンをいただきました。
食べ方が、わかって良かったです。
何かの英文のエッセイでスコーンを紅茶に浸して味わうと言うようなことを目にしたことがあり、やってみたら確かにとろけるようで美味しかったです。ただ果たして英国人がそんな食べ方をお上品にできるのか疑問でした。「後追い」。なるほどです。
何かの英文のエッセイでスコーンを紅茶に浸して味わうと言うようなことを目にしたことがあり、やってみたら確かにとろけるようで美味しかったです。ただ果たして英国人がそんな食べ方をお上品にできるのか疑問でした。「後追い」。なるほどです。
スコーンを今までより美味しくいただくことができました。
しかも上品で、手が汚れないです。ありがとうございました!