●麻婆豆腐とは
麻婆豆腐の「麻」は中国語で、花椒の痺れるような辛さを意味します。
ちなみに辛さといえば真っ先に思い浮かべるのは唐辛子の辛さでしょう。こちらは「辣」で表され、日本人にはラー油の「ラー」として馴染みがありますね。
麻婆豆腐にはこの2つの辛さが両方とも含まれています。
ということは、麻婆豆腐とは片方の「麻」を使ったネーミングなのか、しかし「婆」はどこから来たのだろうという疑問が出てきそうです。
もともとは辛さとは関係ない「麻」に由来する語源説があります。
19世紀の終わり頃、成都の郊外で飲食店を営む老夫婦の妻「陳劉氏」が、当時は材料が乏しい中ありあわせのもので来客向けに作った豆腐料理が始まりでした。
この妻の顔にはあばた(これが麻と呼ばれる)があり、「陳麻婆」(あばたのある陳ばあさん)と呼ばれていたため、名物となった豆腐料理も「陳麻婆豆腐」と呼ばれるようになりました。
初めは辛さの種類を意味する「麻」ではなかったのですね。
その後、文化大革命後に味によるネーミング「麻辣豆腐」が提案されてみたり、結局は元の「麻婆豆腐」に落ち着いたりといった経緯があるそうです。
●麻婆豆腐のバリエーション
麻婆豆腐は味がしっかりしているので、トマトベースにしたりほかの野菜を入れたり、豆腐をナスにして麻婆茄子にしたりと、さまざまなバリエーションが楽しめます。
1. 根菜と胡麻の麻婆豆腐
ヒリリと辛い人気の麻婆豆腐に、胡麻で栄養を強化。それも、胡麻をパラパラッとかけた程度ではありません。
白ごまはそのままホールで、黒ごまはすって、さらにペーストも追加して、胡麻の栄養をこれでもかというくらい摂取できる麻婆豆腐にしました。
今日から2月20日まで、玄米ランチは「根菜と胡麻の麻婆豆腐」です。
2. 冬野菜の麻婆豆腐
3. トマト麻婆豆腐
4. 夏野菜の麻婆豆腐
5. ひじきの麻婆豆腐
寒い季節には、花椒(花山椒)のヒリリとした辛さがクセになります。
体の中から温まりましょう。
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いろんなバリエーションがあるんですね。
どれも栄養満点でおいしそう。
胡麻の麻婆豆腐、初めて見ました。
胡麻たっぷりで美味しそうですね。